地域の食材を前面に押し出しながらも、観光や車文化と組み合わせることで「ご当地グルメ以上の存在」に成長している点が参考になります。
継続的な支持につながる好例だと感じました。
コンビニ冷食、ランチの主食に(日経MJ10月8日引用)
コンビニ大手が冷凍食品の視野を広げています。
これまでは総菜が中心だったが、おにぎりや調理パン、弁当にも品揃えを拡大。
物価高で節約志向が高まる中、足元では価格を200円以下に抑えた少量の冷凍チャーハンの売れ行きが好調に推移しており、
ローソンが発売した小分けの冷凍マフィンは、単身世帯や50~60代の女性から支持を得ています。
家庭での保存用にとどまらず、主食類でも温かい状態で口にしたいというランチなどの即食ニーズが多くなっているようです。
マフィンであれば電子レンジで温める方がチーズの溶け出す味わいを楽しめるなど、
通常の定温品に比べて冷食との相性がいい場合もあります。
これから気温が低くなる中で、温かい食品を手軽に食べたい単身層などからの需要も高まりそうです。
「大宮に木造2階建てのルミネ」(日経MJ10月6日引用)
JR東日本グループのルミネは、JR大宮駅徒歩一分の場所にカフェやレストランを備えた
木造二階建ての商業施設を11月13日に開くと発表しました。
新商業施設は『ムスブルミネ』。地元食材を扱うレストランやカフェなど三店舗が入ります。
レストランでは、埼玉県産の食材や市内の大宮市場から仕入れた魚を使った料理を提供し、
一階の八百屋「ORGANIC&CO.」はオーガニックの野菜や果物をそろえ、健康志向の消費者を取り込みます。
『ムスブルミネ』は地元・埼玉県産の食材や大宮市場からの魚を取り入れることで、地域経済を活性化させるだけでなく、
地産地消という観点からも環境に優しい取り組みです。
また、木造二階建てという点も、温かみがありつつも環境配慮を感じさせます。カフェやレストランが「ただの商業施設」ではなく、地元の文化や食材を体験できる場になっているのは、
旅行者にとっても地元の魅力を知るきっかけになりそうです。
西荻窪駅から徒歩1分の弊社の管理物件より“なぎちゃんラーメン西荻窪本店”がオープンしました‼
「よもや蓬がカフェメニュー 抹茶に続け新フレーバー」 ― (9/8日経MJ引用)
東京・代官山と広尾に「THE YOMOGI STAND」が今夏相次ぎオープンしました。阿蘇薬草園と提携し、専用に育てたヨモギを発酵・焙煎してパウダー化し商品に活用しています。香りや味わいの違いを訴求し、韓国でZ世代を中心に人気の“草本系スイーツ”トレンドが日本にも波及。実際に新大久保エリアでは韓国カフェ文化を背景にヨモギドリンクやスイーツが目立ってきており韓国Z世代人気が日本にも波及しています。
韓国の流行は日本でも人気を伴って広がっています。飲食にとどまらず、「海外での盛り上がりをどう日本の色や物にするか」が参考になりそうです。
東西線門前仲町駅2番出口から徒歩2分にある弊社の管理物件より“横浜家系ラーメン野中屋十代目”がオープンしました‼
暑すぎてキャラまで日焼け グッズはほぼ完売 (日経MJ8月27日引用)
猛暑が続く今年の夏、キャラクター界では意外なトレンドが生まれています。日焼けしたキャラクターのグッズが次々と完売し、消費者の心をつかんでいます。サンリオは9年ぶりに日焼けバージョンを復活させたところ、2週間ほどでほぼ完売。原宿の「ちいかわ」ショップでは、日焼けしたパンを求め開店前から行列ができています。また、沖縄では日焼けキャラ限定のTシャツが売上を伸ばしています。
このブームの背景には、昨年の「平成レトロブーム」があり、企画担当者によると、日焼けしたキティは一部のファンに「ギャルキティ」と呼ばれ、ギャル文化を象徴する存在として支持されているとのこと。ファンが「使命感」を持ってグッズを集めることもあるほどです。
猛暑という逆境がキャラクターに新たな魅力を与え、消費者の共感を呼んでいるようです。顧客の視点を捉え、常識にとらわれない発想が重要であることを示唆しています。
都営大江戸線『練馬駅』徒歩5分 1階 路面店
ラーメンの居抜き物件の募集です。
9.72坪(32.16㎡)重飲食可能な物件となります。
ご興味のある方は、お気軽にご連絡下さい!
コンビニ“うちだけ商品”磨く 固定ファン増やす新戦力に(日経MJ8/20日引用)
コンビニ各社が店舗ごとのオリジナル商品や地域限定商品の開発を強化しています。
標準化された商品だけでなく、その店舗ならではの商品を提供することで、来店客の関心を高め、固定ファンを獲得する狙いです。地域の食材や地域特性に合わせた限定商品は、SNSでの拡散や話題化にもつながり、集客の新しい柱として注目されています。ローソンでは冷凍パンや「からあげくん」といった店内調理商品を磨き上げ、集客力の底上げにつなげています。一方、ファミリーマートでは、これまで外出先の緊急需要にとどまっていたコンビニ衣料の価値を見直し、ファッションデザイナーとの共同開発により今治タオルや下着、靴下などラインアップを拡充しました。お得さやわくわく感を喚起するキャンペーンと組み合わせ、独自商品が固定ファンづくりの新たな柱となっています。
標準化された商品だけでなく、独自性を前面に打ち出した商品開発が集客やファン化につながる好例です。飲食店や物件運営でも、「ここでしか買えない物」を提供することが、リピート客やブランド支持を高めるポイントになりそうです。
淡路島バーガー全国区へ(日経MJ8/20引用)
兵庫県・淡路島の食材を使ったご当地バーガー「淡路島バーガー」が全国に拡大しています。
現在は東京・高円寺店を含め 44店舗 に達し、看板商品は 淡路島産の玉ねぎを丸ごと1個使った、直径16㎝超の映えるバーガーです。
淡路島は鉄道がなく車移動が主流で、観光客がドライブで訪れるスタイルとも親和性が高いことが支持を集めています。
「特産食材」「車文化」という地域文化との調和が躍進の要因とされています。
ブラジルでラーメン「脱高級」-新ブランドで攻勢1杯1000円(日経MJ 2024年8月4日号より引用)
味噌ラーメン専門店「田所商店」などを展開するトライ・インターナショナルが、南米市場への本格進出を進めています。ブラジル・サンパウロに新ブランド「SORA(空)」を立ち上げ、現地調達によって価格を抑えたラーメンの提供を開始しました。従来は日本からの冷凍輸送で1杯1500~2000円相当と現地では高級食となっていましたが、それでも富裕層に支持され「日本直送の味噌」を売りにし人気を得ています。サンパウロでは2店舗のチェーン展開をしていますが、国内外でトップクラスの売上高を誇っています。この価格を抑えた新ブランドの展開により高級食品だったラーメンをより広い層にも普及していきたいという思いが込められておりさらに加速する見通しです。
海外でのラーメンは高級料理という位置づけが定着していましたが、そのイメージを崩す動きは非常に興味深いです。軸をぶらさずに、「現地の日常食としてのポジションを獲得する戦略」は、海外展開のモデルケースとなりそうです。